コラム

総入れ歯が外れる・落ちる原因と対策|合わない入れ歯にお悩みの方へ

📋 この記事の目次

「食事中に総入れ歯がパカパカ浮いてしまう」「大きな口を開けると外れてしまって恥ずかしい」「会話しているときにカチカチ音がして気になる」——そんなお悩みを抱えていませんか?

総入れ歯が外れる・落ちるという問題は、多くの方が経験されている日常のお困りごとです。しかし放置すると食事がとりにくくなったり、栄養不足や顎の骨の変化につながることもあり、早めに対処することが大切です。

このページでは、総入れ歯が外れやすくなる原因と具体的な対策を、桶川市のくろさわ歯科ベニバナウォーク桶川医院の院長・黒澤修一がわかりやすく解説します。

  • 総入れ歯が外れる・落ちる主な原因(3つのカテゴリーで整理)
  • 自宅でできる応急対処法と歯科で受けられる根本的な解決策
  • 入れ歯の種類別メリット・デメリットと選び方のポイント

桶川市の歯医者 くろさわ歯科ベニバナウォーク桶川医院

総入れ歯が外れて困っている方へ

総入れ歯の外れやすさには、適合や噛み合わせ、お口の変化などさまざまな要因があります。状態を確認し、対策をご提案します。まずはご相談ください。

総入れ歯が外れる・落ちる、こんなシーンでお困りではないですか?

食事中・会話中・笑ったときに外れてしまう

長年使ってきた総入れ歯が、いつの間にか食事のたびに浮いてきたり、話しているうちに落ちそうになったりする——こうした変化は、年齢とともに少しずつ顎の骨の形が変わることで起こります。以前はぴったりフィットしていた入れ歯も、数年たつと合わなくなってくることは珍しくありません。

「まだ使えるし、作り直すのも大変だから」と我慢されている方も多いのですが、合わない入れ歯を使い続けると、粘膜が傷つきやすくなったり、顎の骨の吸収が進みやすくなることがあります。また、食べやすいものだけを選ぶようになることで、栄養バランスが偏ることも心配です。

「もう年だから仕方ない」は誤解かもしれません

よくある誤解として、「総入れ歯が外れるのは年をとったせいだから、どうしようもない」とあきらめている方がいらっしゃいます。しかし入れ歯の外れやすさは、正しい原因を把握すれば多くのケースで改善が期待できます。歯科医院での定期的な調整や、状態に合わせた新しい入れ歯の作製で、食事や会話をもっと快適に楽しめる可能性があります。

まずは、なぜ総入れ歯が外れてしまうのか、その主な原因を知ることから始めましょう。

総入れ歯が外れる・落ちる主な原因を詳しく解説

総入れ歯が外れる・落ちる原因は、大きく3つのカテゴリーに分けて考えることができます。それぞれ見ていきましょう。

Point 01 顎骨の変化

歯を失ったあと、顎の骨は少しずつ変化していく

歯を失うと、それまで歯を支えていた顎の骨(歯槽骨)は刺激がなくなるため、徐々に吸収されて痩せていく傾向があります。これを「歯槽骨の吸収」と呼びます。入れ歯を作った当初は顎の形にぴったり合っていても、数年が経過すると入れ歯と顎の間に隙間が生じ、外れやすくなることがあります。特に抜歯直後に入れ歯を作った場合は骨の変化が大きいため、定期的な確認と調整が重要です。

Point 02 入れ歯の劣化・変形

素材の経年劣化と使用による変形が吸着力を低下させる

総入れ歯は毎日使うものですから、素材(レジン=プラスチック)が少しずつ吸水・変形します。また、落としたり噛み合わせのバランスが変わったりすることで、入れ歯自体がゆがんでしまうことも。目安として、入れ歯は使用状況にもよりますが概ね5〜7年程度で作り直しを検討することが多いとされています(個人差があります)。素材の変化は見た目ではわかりにくいため、歯科での定期チェックをおすすめします。

Point 03 噛み合わせ・筋肉の問題

噛み合わせのズレや口周りの筋力低下も外れの一因

総入れ歯の安定には、口周りの筋肉(頬筋・舌筋など)のバランスが大きく関わっています。加齢とともに口周りの筋力が低下すると、入れ歯を口の中でしっかり保持する力が弱まり、外れやすくなることがあります。また、噛み合わせ(咬合)が左右非対称になっていたり、上下の噛み合う高さ(咬合高径)がずれていたりすると、入れ歯が安定しにくくなります。噛み合わせの問題は顎関節への負担にもつながるため、早めの確認が望ましいです。

口腔内の変化(粘膜・唾液量)も影響します

総入れ歯の吸着力は、入れ歯と粘膜の間に生じる「吸盤のような力」と唾液の粘着力によって保たれています。加齢や薬の影響などで唾液が減少すると(ドライマウス)、この吸着力が大きく低下し、外れやすくなることがあります。また、歯周病だった方は歯茎が下がったり炎症の痕跡で粘膜が変形していたりすることもあり、入れ歯のフィット感に影響することがあります。

入れ歯安定剤だけで対処するのには限界があることも

市販の入れ歯安定剤は、一時的なフィット感の補助として役立てることができます。ただし、安定剤を大量に使っても改善しない場合や、安定剤を使わないと食事もままならない場合は、入れ歯そのものが合っていないサインである可能性があります。安定剤の過剰使用は粘膜を傷つけることもあるため、根本的な原因の解決を目指すことが大切です。

自宅でできる応急対処法と日常ケアのポイント

入れ歯を清潔に保つことが安定への第一歩

意外と見落とされがちなのが、入れ歯の汚れが外れやすさにつながっているケースです。入れ歯の表面に汚れ(プラーク・食べかす)が蓄積すると、粘膜との密着性が落ちることがあります。毎食後に入れ歯専用ブラシでやさしく水洗いし、就寝時は入れ歯洗浄剤を使った洗浄を行うことが基本的なケアになります。

また、熱湯で洗うと入れ歯が変形することがあるため、必ず水またはぬるま湯を使うようにしましょう。乾燥も変形の原因になりますので、使用しないときは水に浸けて保管することをおすすめします。

口周りの筋肉トレーニングで安定を補助する

口周りの筋力低下が原因のひとつと考えられる場合は、日常的な口腔体操(口を大きく開けたり閉じたり、頬を膨らませたりすぼめたりする動作)が補助的に役立てる場合があります(効果には個人差があります)。ただし、これはあくまで補助的なものであり、入れ歯のフィットそのものを改善するものではありません。

入れ歯が急に外れやすくなった・痛みがある・粘膜が傷ついているなどの症状が出た場合は、自己判断で入れ歯を削ったり変形させたりすることは避け、早めに歯科医院にご相談ください。ご自身での調整は入れ歯をさらに合わなくさせるリスクがあります。

日常ケアで改善が見られない場合は、歯科での専門的な対処を受けることが、快適な入れ歯生活への近道です。

入れ歯の適合を確認し、対策をご提案します

当院では入れ歯の適合や噛み合わせを確認し、調整・作り直し、素材の選択などの選択肢をわかりやすくご説明します。

歯科で受けられる入れ歯の調整・作り直し・改善策

まずは「裏装(リライン)」による調整で改善できることも

入れ歯の形自体は大きく変わっていなくても、粘膜との間に隙間が生じている場合は、「リライン(裏装)」という処置で改善が期待できることがあります。これは入れ歯の内面に材料を足して、現在の顎の形に合わせ直す方法です。大がかりな作り直しをしなくても、フィット感が向上することが期待できます(個人差があります)。

また、噛み合わせのズレが原因の場合は、咬合調整(入れ歯の当たりを細かく調整する処置)によって安定性が改善されることがあります。いずれも保険診療の範囲内で対応できるケースが多いため、まず歯科医師に現状を確認してもらうことをおすすめします。

新しい入れ歯を作製する場合の種類と特徴

リラインや調整では対応が難しい場合は、新しい入れ歯を作製することが根本的な解決策として検討されます。入れ歯には大きく分けて保険の入れ歯と自費の入れ歯があり、それぞれ特徴が異なります。

保険の総入れ歯

  • 費用の自己負担が少ない
  • 作り直しのハードルが低い
  • 全国どの歯科でも対応可能

保険の総入れ歯(気になる点)

  • 素材(レジン)が厚くなりやすい
  • 質感・審美性に制限がある
  • 精密印象の手法に制限がある

自費の総入れ歯(例:金属床義歯など)

  • 薄く軽量で違和感が少ない傾向
  • 熱が伝わりやすく食事の温度を感じやすい
  • 精密な印象・設計で安定性向上が期待できる

自費の総入れ歯(気になる点)

  • 費用が保険より高くなる
  • 素材・種類によって費用が異なる
  • 適応の可否を医師が判断する必要がある

インプラントを土台にした総入れ歯(インプラントオーバーデンチャー)という選択肢

「どんなに調整しても入れ歯が外れてしまう」という方に、インプラントを顎の骨に数本埋入してそこに入れ歯をひっかけて固定する「インプラントオーバーデンチャー」という方法もあります。この方法では通常の総入れ歯と比べてはるかに強い固定力が得られることが期待でき、食事中や会話中の外れを大幅に減らせる可能性があります(個人差・適応条件があります)。費用や適応については歯科医師との相談が必要です。詳しくは料金表ページをご参照ください。

くろさわ歯科ベニバナウォーク桶川医院の入れ歯へのこだわり

埼玉県桶川市のくろさわ歯科ベニバナウォーク桶川医院では、入れ歯でお悩みの患者さまに寄り添った診療をご提供しています。「外れにくく、食事が楽しい入れ歯」を目指して、以下のようなこだわりを大切にしています。

  • 歯科技工士が院内常駐(クロサワデジタルラボ併設):担当技工士が院内にいるため、入れ歯の細かな調整や修理をスピーディに対応できる環境が整っています。型取りから完成までの連携もスムーズです。
  • 口腔内スキャナー(Primescan)による精密な型取り:デジタル技術を用いた精密な型取りにより、従来の印象材(型取り材料)では難しかった細かな形状の再現が期待できます。より患者さまの口腔内にフィットした入れ歯作製をサポートします。
  • 歯科用CT・マイクロスコープによる精密診断:顎の骨の状態や吸収の程度を立体的に把握するため、歯科用CTを活用しています。インプラントを検討される場合の骨量確認にも対応しています。
  • 個室診療室でプライバシーに配慮:入れ歯についてのお悩みは、なかなか人前では話しにくいもの。個室の診療室でゆっくりとご相談いただける環境を整えています。
  • 年中無休・土日祝診療・バリアフリー対応:桶川市や上尾市・北本市など近隣にお住まいの方が通いやすいよう、土日祝も診療しています。車椅子の方もご来院いただけるバリアフリー設計で、ベニバナウォーク桶川1Fの大型無料駐車場もご利用いただけます。

入れ歯が外れやすい・合わないというお悩みは、「年齢のせいだからしかたない」とあきらめている方が多いのですが、原因をきちんと把握して対処することで、多くの方の状態が改善に向かっています。「食事が楽しくない」「笑えない」という状況を少しでも変えるお手伝いができればと思っています。まずはお気軽にご相談にいらしてください。患者さまのお口の状態をしっかり確認した上で、最適な方法をご提案します。

くろさわ歯科ベニバナウォーク桶川医院 院長 黒澤 修一

よくあるご質問(FAQ)

総入れ歯が外れやすくなったのですが、まず何をすればいいですか?

まずは歯科医院でお口の状態と入れ歯のフィット具合を確認してもらうことをおすすめします。顎の骨の変化による隙間なのか、入れ歯自体の劣化や変形なのか、噛み合わせのズレなのかによって対処法が異なります。自己判断で入れ歯を削ったり調整しようとすると、さらに合わなくなるリスクがありますので、早めの受診が安心です。当院では当日予約にも可能な限り対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

入れ歯を作り直す場合、どのくらい費用がかかりますか?

保険診療の総入れ歯であれば、3割負担の方で概ね数千円〜1万数千円程度が目安となることが多いですが、お口の状態や必要な処置によって変わります。自費診療の入れ歯(金属床義歯など)については素材・設計によって費用が異なります。詳細は診察時にご説明いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。自費診療の詳細は料金表ページもご参照ください。

入れ歯安定剤を毎日たくさん使っているのですが問題ありませんか?

入れ歯安定剤は一時的な補助として活用できますが、大量に使用しても入れ歯が安定しない場合は、入れ歯が口腔内の形に合っていないサインである可能性があります。安定剤を過剰に使い続けると、粘膜が傷つきやすくなる場合もあります。根本的な解決のためには、歯科医院での診察・調整をおすすめします。桶川市でお困りの方は、ぜひ当院にご相談ください。

この記事のまとめ

  • 総入れ歯が外れる・落ちる主な原因は「顎骨の吸収・変化」「入れ歯の劣化・変形」「噛み合わせ・筋力の問題」の3つ
  • 入れ歯安定剤だけで改善しない場合は入れ歯が合っていないサインで、歯科での診察が根本解決への近道
  • リラインや咬合調整で改善が期待できるケースもあり、すぐに作り直しになるとは限らない
  • 自費入れ歯・インプラントオーバーデンチャーなど、状態に合った選択肢も歯科医師に相談できる
  • 定期的な入れ歯のメンテナンス・チェックが、外れにくい快適な入れ歯を長持ちさせる鍵になる

総入れ歯の外れ・落ちにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください

桶川市で優しい歯医者をお探しの方は是非一度当院へお越しください。急な痛みや取れた・腫れたなど当日予約・対応も可能です。年中無休・土日祝診療対応・24時間WEB予約受付中。ベニバナウォーク桶川1F、大型無料駐車場完備でアクセス便利です。

くろさわ歯科ベニバナウォーク桶川医院

総入れ歯の外れやすさや噛みにくさのご相談を承っています。調整・作り直しから固定式の選択肢まで、状態に合わせてご提案します。土・日・祝も診療しています。

〒363-0029 埼玉県桶川市下日出谷東2丁目15番地の1 ベニバナウォーク桶川1F/土・日・祝も診療

著者情報

くろさわ歯科 院長
黒澤 秀一

治療に対する不安やご希望に寄り添いながら、一人ひとりに合った治療を大切にしています。歯や歯ぐきの不調は、食事や会話など日常生活の質に大きく関わるものです。お口の健康は身体だけでなく、気持ちの面にも影響するため、患者さまが安心して通える環境づくりを重視しています。

歯科治療に対して「痛い」「怖い」といったイメージをお持ちの方にも配慮し、丁寧な説明と負担に配慮した診療を心がけています。勤務医時代には1日200人以上が来院する歯科医院で多くの症例を経験し、診断・治療計画・技術を積み重ねてきました。これらの経験をもとに、患者さまそれぞれの悩みに合わせたオーダーメイドの治療をご提案しています。

「歯科を人生をより良くするためのパートナーとして感じていただきたい」という想いのもと、日々診療に取り組んでいます。

経歴

・日本歯科大学 生命歯学部 卒業
・利根歯科診療所 勤務
・黒沢歯科クリニック 勤務

所属学会・資格

・日本顎咬合学会 認定医
・日本口腔インプラント学会 会員
・日本歯科医師会 会員
・日本スウェーデン歯科学会 認定医
・歯科医師臨床研修 指導医

患者さまの満⾜度調査を実施しております。

少しでも患者さんにとってより良い⻭科医療を提供するため、第三者機関のNPO法⼈ ⽇本⻭科医療評価機構に依頼をし、患者さんの満⾜度調査を⾏っています。患者さまの率直なご意⾒をいただき、改善すべき点は真摯に 受け⽌めていきたいと思っております。
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