噛み合わせ

こんなお悩み
ありませんか?

  • 顎が痛い
  • 口が開けづらい
  • 顎がカクカク音がして痛い
  • 歯が削れている
  • 歯ぎしりする
  • 食いしばりが多い
  • 自分の舌をよく噛む
  • 歯周病がある
  • 咀嚼に左右差がある
  • 被せ物や詰め物が取れる

噛み合わせの調整方法

スプリント治療

不良な被せ物や噛み合わせが悪い状態が長期に続くことは顎関節症の原因になります。
顎関節症によって下顎が本来の動きが出来なくなってしまったり、本来の位置ではない顎の位置で噛む事に慣れてしまい、顎の動きがおかしくなってしまった状態の時は、噛み合わせを適切な状態に調整したスプリント(マウスピース)を装着する事によって顎の本来の動きを回復させます。その後安定してきたら補綴治療に移っていきます。

スプリント治療
補綴治療

補綴治療

補綴とは、虫歯を治療して被せ物をしたり、インプラント、ブリッジ、入れ歯によって、歯の無いところを補い、咀嚼機能や噛み合わせ、審美性を回復させる治療になります。
奥歯が欠損し噛み合わせが安定しない状態や、不良な被せもの、ブリッジが入っていると本来の噛み合わせよりも悪い状態になっている事が多く、それが原因で顎関節症になったり、肩こり等の症状を引き起こします。ですので、歯のないところにインプラントや入れ歯で噛み合わせを回復させたり、不良な被せものを除去し、適切な物に変えることで様々な症状を改善していきます。

矯正治療

アメリカをはじめとする欧米諸国では、「歯並びが悪い」ということは自己管理が徹底されていないと見なされてしまう傾向にあり、その考え方は近年、日本にも広がりつつあります。そのため、噛み合わせの問題だけでなく、外見の印象を気にされて歯並びをきれいにしたいという患者さまの要望も増えてきています。このような方におすすめなのが、オーソドックスなマルチブラケットによる矯正治療です。
ブラケットによる矯正は、信頼性の高い伝統的な治療法で、様々な症例に対応可能。マウスピース矯正や舌側矯正に比較すると、治療を短期間で済ませることができます

矯正治療

噛み合わせ治療の流れ

1回目

  1. 噛み合わせ治療の
    必要性の説明
    検査の前に噛み合わせ治療の必要性を説明させていただきます。
    一般的な虫歯治療だけを直しても根本的な正しい噛み合わせがなければ、永続的にご自身の歯を保つことは難しいと考えられております。そのためにさまざま項目の検査を行っていききます。
    噛み合わせ治療の必要性の説明
  2. 問診
    検査の前に今までの治療履歴をお聞きしたり、歯全体のスクリーニング検査を行っていきます。
  3. 検査、触診
    顎関節における開閉の音や痛み、張り、ヅレや頭部・顎の筋肉の触診などさまざまな項目を検査していきます。顎関節の開閉の音に異常がある場合、必要に応じてCTをとります。
    ※顎の関節に問題があるとこの段階で理想的な噛み合わせにはスタートの段階で障害が起きてしまいます。
    検査、触診
  4. 口腔内撮影
    検査・触診後に、口腔内や正面から見た歯並びなど、さまざまな角度を撮影していきます。撮影した写真は噛み合わせ専門の解析ソフトを使用し診断にしていきます。

2回目

  1. 診断
    正面から歯が綺麗に見えるのは黄金比率に則った形があるからです。まず正面からの計測によって判断し、それにより歯間の幅が決めていきます。
    顔の全体に対し主軸が垂直水平並行になっているのか評価します。大体の方が曲がっているのが現状です。
    噛みながら歯を左右にスライドさせた時に、当たっていけいないところに歯が当たっていないか判断してます。
    診断

3回目

  1. 噛み合わせ治療開始
    治療治療計画の通り、治療を進めていきます。想的な噛み合わせへと導いていきます。
    噛み合わせ治療開始

歯ぎしりについて

歯ぎしりは無意識なものなので、自覚することはなかなか難しいですが、次のことが当てはまる人は歯ぎしりをしている可能性が高いといえるでしょう。
まずは自分のお口や体の状態を確認することが大切ですので、下記のセルフチェックを行ってみて下さい。

  • パートナー、親から歯ぎしりの指摘をされたことがある
  • 朝起きたときの顎まわりの痛み、こわばりを感じることがある
  • 日中、気づくと上下の歯が接触している
  • 下の歯肉の内側にある骨に膨らみがある
  • 歯に筋が入っている、歯が欠けている
  • 肩こりや頭痛がある
  • 頬の内側や舌に噛んだ跡がある

一つでも当てはまる方は、症状を悪化させないために、予防や治療をすることが大切です。

歯ぎしりとは

通常寝ている間の歯ぎしりやくいしばりをブラキシズムといいます。じつは自覚が無いだけで、程度の差はありますがほぼ全ての人が睡眠時に歯ぎしりを行っているといわれています。
寝ている間は脳も寝ているので力のコントロールが効かなく、通常時の数倍の力で歯をぶつけあっており、歯だけでなく顎の関節にも負担がかかり様々な症状を引き起こします。

最近ではTCH(Tooth Contacting Habit=歯牙接触癖)も問題になってきており、こちらは起床時に歯を接触する時間が多く、持続的な力により歯を支える組織や顎の関節に負担をきたします。

歯ぎしりとは

歯ぎしりが起こる原因

根拠のある答えは今のところ分かっていませんが、ラットの実験では歯を接触させるとストレスが軽減するといったこともわかっており、ストレスと関係しているのではないかとの推測がたてられています。

歯ぎしりを放置すると
起こる二次障害

歯への障害

歯が欠けた・歯が磨り減った・根元が冷たいもので滲みるといった所見がみられます。歯の根に亀裂(歯根破折)が入ることもあり、抜歯が必要になることもあります。さらに歯茎の中で歯の表面が剥がれる(セメント質剥離)では、歯周病と同じような所見・症状があることがあり、診断が難しいこともあります。また、明確な根拠は弱いですが、歯ぎしりが虫歯のなりやすさに影響するという考えもあります。

歯の周りの組織への影響

歯が浮いた感じがする、噛むと痛いと言った症状は歯ぎしりに由来することがあります。いわゆる歯周炎と似たような症状ですが、細菌感染が原因ではありません。これは歯の周りの歯根膜という歯を支える組織に機械的な力が過剰に加わることで炎症が起こるためです。歯を支える骨が吸収して減ってしまうこともあります。このようなところに歯周病が併発すると、歯周病が劇的に進行することがあります。

顎関節への障害

顎関節症という言葉が広く認知されていますが、これも歯ぎしりやトゥースコンタクトハビット(TCH:上下の歯が接している習癖)との関連が深いです。噛み合わせの筋肉に筋肉痛の症状がでたり、関節周囲の血管が圧迫されることで関節周囲に痛みが出たりします。これらの痛みにより口が開きにくく(開口障害)なることも多いです。ひどい場合は、顎の関節での骨吸収を起こすこともあります。噛み合わせの力は、歯・歯周組織・顎関節で受け止められます。その力の影響がどこに出るかによって現れる症状の部位・程度が異なります。

歯ぎしりの主な種類

歯のこすり合わせ
(グライディング)

グライディングタイプは、上下の歯を左右に擦り合わせます。就寝中に起こりやすく、「ギリギリ」という音がなる特徴があります。無意識で動かしている人がほとんどで、早く大きく動かしている人が多いです。

特徴

「飲食物の摂取時に歯がしみる」「エラが張っている」「詰め物が取れやすい」「歯の付け根にくぼみがある」「他人に歯ぎしりを指摘されたことがある」「歯のすり減りが目立つ」

歯のこすり合わせ(グライディング)
歯の噛みしめ(クレンチング)

歯の噛みしめ(クレンチング)

クレンチングタイプは、上下の歯を強く嚙みしめます。仕事やスポーツのときなどの日常生活で、歯をくいしばる状態が習慣化している人が多いです。歯を食いしばっているときは、顎に大きな負担がかかります。噛む力は、自分の体重ほどの圧力がかかっている人もいます。また、就寝中に無意識に噛み締めている人もおり、起床時にあくびをすると、こわばりを感じることが多いです。嚙みしめる癖がついていると、起床時に疲労感を感じる方もいます。

特徴

「顎がこわばる」「顎骨が隆起している」「ストレスを感じやすい」「顎関節の痛み」「詰め物が取れやすい」「肩こり」「頭痛」「めまい」「歯が割れたりヒビが入る」「頬の内側に歯跡が残る」

歯を鳴らす(タッピング)

タッピングタイプは、上下の歯をぶつけ合います。下顎を上下に動かすため「カチカチ」といった音が鳴る特徴があります。歯をぶつけ合う強弱は個人差があり、強くぶつける人から弱く当てる人までさまざまです。

特徴

「カチカチ」「カンカン」と音が鳴る」「他人に歯ぎしりを指摘されたことがある」

歯を鳴らす(タッピング)
きしませ型(ナッシングタイプ)

きしませ型
(ナッシングタイプ)

ナッシングタイプは、歯の特定部分で擦り合わせます。就寝時に起こり、「キリキリ」「キシキシ」ときしむ音がする特徴があります。特定部分で擦り合わせるため、歯の一部分だけが徐々にすり減っていきます。

特徴

「他人に歯ぎしりを指摘されたことがある」「犬歯が磨り減っている」「顎骨が隆起している」「飲食物の摂取時に歯がしみる」「歯の付け根にくぼみがある」

当院の歯ぎしり治療

マウスピース治療

くろさわ歯科では、オーダーメイドマウスピース治療を行っています。マウスピースをはめることで、食いしばる力を逃しやすくする方法です。このマウスピースには様々な効果があります。

  • 歯のすりへりを軽減することができる
  • 顎関節症の予防
  • 顎周りの痛みを和らげる
  • 歯周病の悪化を防ぐ
  • 知覚過敏を改善することが出来る
マウスピース治療
認知行動療法

認知行動療法

良くない癖や習慣がないか、一緒にチェックしていきましょう。ご自分では気がついていないことがほとんどなので、まずはそれを自覚することが第一歩になります。
歯やあごへのダメージが大きいTCH(歯列接触癖:上下の歯が軽く触れる程度に接触している状態を続けてしまう癖)や、頬杖、うつぶせ寝、かみしめなどには特に注意が必要です。
自分にはどんな癖があるのか、それがどんな悪影響を及ぼしているのかをよく知り、改善するための訓練をしていきます。

歯ぎしり治療の流れ

カウンセリング(習癖やストレスの状況について)を行い、習癖指導を行います。その後、ナイトガード作成用に歯の型取りを行います。次回ナイトガードをセットし、その後数回調整を行います。